多汗症でお悩みの方のために、多汗症のメカニズムや多汗症の効果的な治療法など、多汗症の改善に有効な情報をお届けします。
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多汗症の治療法について

多汗症の人は、皮膚科や美容外科、または多汗を精神的なものと考えて 精神科や心療内科へ行かれることあるようです。

多汗症治療方法はいくつかありますので、専門家によく相談したうえで自分に いちばん合った方法をじっくり選びましょう。


●多汗症の治療方法

多汗症の心身療法

多汗症は必ずしも精神的なものが要因ではありませんが、場合によっては心身療法に よって症状が軽減できることがあります。

汗に対して恐怖感や強い不安感を持っている方なら、この方法を試してみる といいかもしれません。なぜなら多汗が原因で、「人前に出られない」」などの 心の病にかかってしまうケースもあるからです。

心身療法では主にカウンセリングによって汗に対するマイナス意識を変えていったり、 自律訓練法によって自律神経のはたらきを整えるなどの療法をおこなっています。


多汗症の内服薬療法

多汗症の場合、汗に対する不安を取り除くために、抗不安剤を処方されるこ とがあります。ただし、この薬は直接汗をとめる作用があるわけではなく、 緊張を緩和することが目的です。

直接汗に作用する薬としては、汗をかくときに交感神経の末端から出ている アセチルコリンという化学物質を止める抗コリン剤という薬があります。

しかし、この抗コリン剤は、腺からの分泌を止めるための薬なので、手掌だけではなく 全身に作用し、口渇、便秘、胃腸障害などの副作用があると言われています。

以下、その他の内服薬の例です。

プロ・バンサイン
多汗症の治療薬として認可されている唯一の交感神経遮断薬。手術後の 代償性発汗にも効果があるようです。

トフィソパム
自律神経調整剤。 更年期障害やムチ打ち症などにも使われる薬です。

いずれにしても、使用を考えるなら必ず医師と相談のうえでおこなってください。


多汗症の制汗剤(外用薬)療法

一時的なものでもよいので、とにかく手掌、足の裏の汗を止めたいというときは、 制汗剤を使用する方法があります。現在は制汗剤の市販されている種類も多いので、 どのタイプを使用するかは専門家に相談したほうがいいでしょう。

また、アルミニウム塩などを用いた制汗剤は効果的だと言われています。 ただし、これは物理的に汗が出てくるのを止めるだけのものであり、 多汗症そのものを治療するものではありません。

また、アルミニウムは人体への有害性も指摘されているので、使用する場合には、 専門家に相談して、使用法をきちんと守るようにしましょう。


多汗症にイオントフォレーシス

皮膚科などでの治療として、イオントフォレーシスという治療があります。 これは、通常水道水に発汗を止めたい部位を浸し、そこに電流を流す事で 発汗が抑制されるといいます。

水で効果が出ない場合は、プラスして抗コリン製剤を局所的に導入することで 治療効果が上がるといいますが、抗コリン製剤を使用する場合、多少の副作用 はでる可能性がありそうです。

通常週一回の来院で効果がでるようですが、重度の多汗症の場合は、ほぼ毎日施行 しなければ効果が少ない場合もあるようです。


多汗症にボトックス注射

ボトックス注射は、プチ整形で顔の表情ジワを取るのに有効とされる治療法として 良く知られています。原理としてはボツリヌス菌を皮下に注射する事で、その部位 の神経を麻痺させ、無駄な力や緊張によって深いシワが刻まれるのを緩和すると いうものです。

このボトックス注射ですが、最近、局部多汗症の治療にも有効であることがわか りました。しかし、そうはいっても神経が麻痺してしまうので、その影響が少ない腋の 多汗症に対して行なわれることが多いようです。

ボトックス注射のメリットは手軽さです。でも効果は永久的ではなく、半年から 一年で効果がなくなってしまうようです。 副作用としては、顔の場合などでは量が多いと表情が無表情になってしまうケース があるようです。なので経験豊富なクリニックで受けるのが良いといわれています。


多汗症に星状神経節ブロック

喉仏のすぐ外側にある交感神経のかたまりに局所麻酔薬を注射する方法です。 一時的に交感神経を遮断しますので、薬剤の効いている間は手の汗が止まります。 この神経ブロックを左右10回程度ずつ繰り返して行うことで、手や顔面の汗が減ります。


●多汗症の手術による治療

多汗症の治療には手術もあります。 発汗を作用している交感神経をブロックするというものです。

手掌の汗を止める場合は「胸腔鏡下交換神経切除術」と言われる 胸腔鏡(スコープ)を使って胸部交感神経を遮断する手術をおこないます。

手術は全身麻酔をして、わきの下の皮膚を2〜4ミリほど切って行われます。 この手術は傷口も小さく、手術時間も短いため、患者さんへの負担は少ないようです。

同様に、足の裏の汗を止める場合は、腰椎の交感神経をブロックする手術があります。 ただし、どちらの手術も手掌や足の裏の汗はストップされますが、術後、 手のひらや足の裏以外の部分から汗が出る代謝性発汗が起こることがあります。

手術の前に代謝性発汗を予測することは難しく、かなり個人差がありますので、 手術をする場合は、医師とよく相談をして、心配なことは事前に確認しておきましょう。



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